【活動報告】6/8(土)あそびば桑園

これまで寒かった気温がぐんと上がって、最高気温28℃!なんですが、木陰が多いので思ったよりも涼しく過ごすことが出来ました。大通高校から9名ものボランティアさんを参加してもらって、130名ほどが滞在する年齢も幅広い遊び場になりました。

■あそびば桑園に初登場!コロコロベース
6/2の桑園ご近所あそびで初お目見えしたコロコロベースをあそびば桑園にも持ってきました。コロコロベースは、要はビー玉転がし台です。傾斜をつけた板に障害物をいくつかつけて、一番底に取り付けた箱に入れる遊び道具ですね。はじかず上から転がすパチンコだと思えばいいかと思います。
これが幼児の食いつきがまぁ、イイ。良すぎる。
さっそく頭を抱えて(?)います。


このキットは実はまだ未完成。
障害物をこども達で自由に取り外して設置できるようにする予定です。
受動的にこどもが遊ばされる道具ではなく、主体的にこどもが遊ぶことができる道具。
それがあそびば桑園(プレーパーク)のような場所では、優れた道具です。

その意味ではまだあそびの余地が少なめの現状では、まだまだ未完成なわけです。
といっても、そこにビー玉ではなく松ぼっくりを入れてみたり、アリを捕まえて台に乗せてみたりと、こども達は主体的に遊び始めます。
やはり彼らは遊びの天才なのです。


■転がる魅力
このコロコロベース、小学生もがっつり遊びます。
なんでしょうね。物が転がるというのは、おそらく本能に訴えかけるものがあるのではないでしょうか。


もちろん遊び方は幼児よりもより高度になります。
「どうやったら転がるのか」から、
「どうやったらうまく転がるのか」
「どうやったら転がる位置をコントロールできるのか」
「どうやったらギリギリ入るように出来るのか」
「どうやったら入らないように出来るのか」
「どうやったらもっと面白くなるのか」

彼ら1人1人があそびの求道者ともいうべき真剣さです。
こうやって物事に熱中したり、試行錯誤して脳を動かしたり
そんな時間がこどもには必要なんだと思います。


■だんらんタイム
「お弁当って食べてもいいですか?」と聞かれました。
私達の団体があそびば桑園の主体ですが、あくまで公園が開催場所なのでもちろんOK。(そもそもみんなの公園ですからね)
3組の仲良しグループが東屋の下でお弁当をほおばりました。


桑園公園は面積が約6,600㎡で、札幌市中央区にある街区公園では2番目の広さにあたります。公園としては比較的大きめなのですが、円山公園のような総合公園とは異なりあくまで住宅地にある公園。いわば〝普段使いの公園”といっていいかもしれません。
そんな場所でこういう活動が出来たり、お弁当食べたりできるっていうのは、とても幸せな環境なんじゃないかなぁと思います。


■こどもの城
ダンボールではひたすら建築物が組み立てられていました。
どんな感じに作ってるかと、ブルーシートの中に入っていくと「大人は入っちゃダメ~」と立ち退きを要求されてしまいました。
どうやらここはこども達の城だったようです。


でも、大体その後「出来た」とか「見に来て」と言われるのです。こども達の中でも「今は大人に邪魔されたくない」瞬間があって、そのタイミングで行くとダメ。それが外れればOkなんです。特に途中で見に行ってたりするとこども達の方も「気になってるんだから見せてあげよう」となるのか、誘いに来てくれる事が多いです。

こどもだけの時間も大事にしたいですね。


■譲り合い・ゆすり合い
ハンモックは出した瞬間にこども達が群がります。
この日は設置するのが遅かったこともあってか、ずっと混んでいた感じです。
他の遊び道具だとわりと取り合ったりすることが多いのですが、このハンモックに関しては取り合ってけんかする場面に私はまだ出くわしたことがありません。

「乗りたーい」
「俺も~」
「1人ずつにしようよ」
「いっしょに乗ろう」
「やだ」
「え~・・・じゃあ押してあげる」
「うん、いいよ」


まあ大体こんな感じでうまく譲り合ったりして折り合いをつけます。
たぶん「自分が乗らなくても楽しめる」事が大きいのですかね。
揺らしても楽しめる。
(当のこども達からしたら「違う!」なんて言われるかもですが)

世の中は大体個人の思い通りにはいかないものですが、それに対してどういう態度を身につけていくか。こういう他者との遊びを通じて身につけていく物なのかもしれませんね。



さて、次回のあそびば桑園は7/20(土)です。
あそびば茶話会が7/1(月)、
そして北大プレーパークが6/23(日)にあります。 
ぜひお越しくださ~い。

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