前夜はちょっと荒れました。
朝になっても暴風雪警報が出たままなので、開催をどうしようかな?と悩んだのですが、現地の桑園公園をチェック。落ちてる枝が結構あるものの、上空に引っかかっている枝(かかり枝)は無し。時々強めの風が吹くものの、それ以外は大したことが無さそう。これならたき火の火を大きくしない限りはできそうです。天候もこれから回復する予報なのも決め手になりました。
という事であそびば桑園を開催。
もしかしたら遊びに来る子はいないかも?と思ったのですが、ちらほら集まり始め、30人ほどがあそびばで過ごしました。
■卒業試験
午前中は天気も悪いし来ないかもと思っていたら、常連の6年生の女の子がやってきました。どうやらたき火を点けにやってきたみたいです。
さあ、点くかな?
ちょっと手間取りながら点火!
1人で点ける事が出来た事に「出来た〜!!」と大喜び。
と声をかけられたので、「良いんじゃない」と答えてハッと違う、そうじゃないと気付き
「やー、寒かったからさぁ〜。これ(たき火が点くの)を待ってたよ〜」と言い直すと、満面の笑みを見せてくれました。
たぶん彼女の中で6年生だからあそびばに来るのも最後になるかもしれない。
(そんな事はなくって、中学生でも全然OKなんですが。)
しかも月曜日は卒業式。
そんな活動の一区切りを、彼女の中でこのたき火を点けるという行為で踏ん切りをつけたかったのかもしれません。だからこんな天気の悪い中、あそびばにやってきた。
そんな風に私は受け取りました。
だからこそ、評価のように取れる言葉を言い直せて本当に良かった。
いつもなら「遊ぶのにお礼も何もないだろう」と言うところなんですが、そんな彼女の背景をまるごと受け取りたくて、「じゃあね」とだけ返しました。とってもさわやかな光景を残して彼女は去っていきました。
あそびばのスタッフとしては、そう思うのです。
ある男の子がはじめて焼くのか、火の中に突っ込んでます。
・・・まぁ死にはしないのですが、食べて良いと答えるのもどうか。
・・・いやいや、普通に焼こうよ。
・・・少しなら、って言ったよね?
プレーパークのような遊び場ではよく見かける遊具で、こども達にも大変人気です。
桑園公園の木はめちゃくちゃ太いので設置するのも一苦労なのですが、その苦労を帳消しにしてくれるくらいには、こども達がとことん遊んでくれます。

ちょっとした冒険要素があると、遊び場はとても盛り上がります。
ありとあらゆる所に冒険を見出します。
道路に引かれた白線だけ歩いて良い。
落ちたら地獄。(またはサメに食われる)
あれ、とっても楽しい遊びでした。
当然平面上に引かれてるので落ちてもどうにもならない。
そんなあそびの世界を見守れる地域に桑園がなっていくと良いですね。
■優しい人
そんな中、チラチラとこちらの状態を確認しています。
彼らも帰らなくちゃいけないのはわかっている。でも遊びたい。
そんな2つの気持ちで揺れ動いています。
そしていつかは帰らなくてはいけないので、そこに踏ん切りをつけるタイミングを見計らっているのです。
そういう時に頭ごなしに「ほら、もう帰るから片付けるよ!」なんて言われた日には「そんな事わかってるよ!」という気持ちが大きくなり、「やだ!帰りたくない!」と反発を招き、「遊びたい」という気持ちを意固地なものにします。あるいは、「遊びたい」というよりも「帰ってやるもんか」という気持ちの方が大きくなったりします。
大人には大人の都合があります。
帰ってご飯の準備をしなくちゃいけなかったり、兄弟のお迎えの時間が迫っていたり。
それをこども達にも共有してあげると、「じゃあ帰る」とすんなり受け入れてくれたりすることもあります。そうでないときは、理屈ではわかるけれど、自分の中のもやもやが解消できていないときです。
そうなると難しいですね。
でも、いつかは踏ん切りをつけてくれます。
それまで待てると良いのですが、なかなか実際にはうまくいかないですね。だから毎回待てないとしても、せめて「今日は待てる日」みたいなのを作れると良いですね。
今回はお母さんも同対応したやらとちょっと困っている様子だったので、少しだけ介入しました。
「今片付けしてるからさ、片付けが終わったら今遊んでるやつ、向こうの車のところに持ってきてくれる?」と声をかけると、彼もすんなりと「うん。良いよ。」と言ってくれました。
その様子にお母さんも目を白黒。
親子だけの関係性じゃないのが、子育て上結構重要だったりもします。
お母さんに言われたら「言う通りにしたくない」の気持ちが強くなる。
でもまぁ、帰らなくちゃいけないのも分かってはいる。
その踏ん切りをどこでつけるか。
彼の中でも探しているのです。
だから、彼が欲しかった"ちょうどいい落とし所"として声をかけてあげた。
そうする事によって、彼もこれ以上お母さんを困らせずに済んだ。
言語化するとそういう流れです。
発達心理学の先生曰く「人間は集団で子育てする生き物」だそうです。
これは、こういう事でもあるのだろうと思うのです。
地域で子育てするというのは、まさにこういう環境をつくろうよ、という事なんですよね。
あそびばを地域に広めるというのは、単にこども達が遊べる環境を作る、という事の他に、豊かな子育て環境を広げる、という意味合いもあったりします。
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さて、今年度のあそびば事業はすべて終了です。
来年度の活動については、また別の記事で上げますが、こちらでも軽くご連絡。
○あそびば桑園→5/16(土)
○桑園ご近所あそび→6/7(日)
また、大人向けの活動として「桑園あそび部」という活動も始める予定です。
こちらは4/26(日)スタート予定。
今後もぜひ桑園あそびばプロジェクトの活動をチェックしてくださいね!
(文責:寺坂=てんぷら)




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