【活動報告】 8/17(日)の桑園ご近所あそび(昼夜あそび編)

 だいぶん遅い報告になりました。
8/17に行われたもう1つのみちあそび、桑園ご近所あそび〜昼夜あそび編〜の報告です。
この日は昼に約50人、夜の花火に約300人、合わせて362人があそびに来ました。


■雨あがれ〜

昨夜の雨が上がらず、午前中も降り続く雨。
天気予報では昼からは回復する様子ですが、なかなか止まず。14時スタートの時にもまだチラホラ降っていたので、少しずつ遊び道具を出す事に。
雨が上がっていくにつれて、遊びに来る人も徐々に増えていきました。



■やっぱり水でも遊びます
雨上がりで気温が下がっていたのでどうしようかな〜と思った水遊び。
こういうときは初心に帰ります。「遊ぶかどうかを決めるのはこども次第!」
水を張っていると「待ってました」と言わんばかりにこども達が入っていきました。


さすがに水の掛け合いは起こらず。同じ水遊びに見えても、そこで起きる遊びは変わります。その時その時の状況によって「やりたい」は変わるので、当然かも知れませんね。


■シャボン玉でも遊ぼう!
地面が濡れていたのでダンボールを出すとぐちゃぐちゃになりそう。このあたりは大人の都合ではありますが、片付けるのも大人なのでまぁよいでしょう。言われたら出すのを考えますが。そうするとスペースが空いたのでどうしようかな〜と思った時に、久しぶりにシャボン玉を出しました。

さすがシャボン玉。
何も言わずにこども達が集まります。
透明な玉がふわふわ浮くさまはほんとに魅力的ですね〜。


■道路にラクガキしよう
用意するもの「アスファルトの道路」「チョーク」これでOK!
みんな思い思いに書いていきます。
少しずつ地面がチョークの絵や文字で埋められていくのはとっても面白いですね。
チョークアートなんかと違って、空間の埋め方もバラバラ。とってもアンバランスなんですが、それが遊び心をさらにくすぐるみたいです。



■花火をする事
18時からは花火タイム。
はじまる前から天気が気になって「花火やれそう?」と心配してくれる地域の人が何人も声をかけてきました。その様子を見た方が「もうすっかり年中行事だね〜」と。そうかもしれませんね〜。今年から新しくマンションが建ったので、通行止めをするみちあそび自体出来るかな〜、と心配がありました。なので今年はいち早く調整に動いたこともあり、マンションの管理会社や住民の方の協力のお陰で今年も無事に開催できました。
そんな中、2つ気になるエピソードが有りました。

たくさんの人が訪れる中、「今日はじめて(手持ち)花火するんです」と教えてくれる人が何人もいました。そのうち3組くらいが、小学校高学年から中学生くらいのこども達を連れた親子でした。その事実にビックリしました。
たぶん彼らにとっては花火は「観るもの」であって、「やるもの」では無かったんだなと思います。それくらい花火をする事自体が日常から外れていってしまっているのでしょう。


もう一つ、家族・親族を連れてきた知り合いの話。
その方は目の前で花火を楽しむ大勢の人達の光景を不思議そうに眺めていました。
「俺んときは家の前で(花火)やったけどな〜。なんでこんなわざわざ集まってやるのかわからん。」
私がこどもの頃もそうでした。当時は借家に住んでいて、家の前の道路が一番近い遊び場でした。花火をしたり、ビニールプールを広げて入ったり、近所のお兄ちゃんお姉ちゃんといっしょにボールで遊んだり。
一方で、マンションに移り住んでからはそんな遊びをしなくなりました。その当時はどうしてそれができないんだろう?とは思わず、それが当たり前だな〜と思っていたのです。環境がそうだったのでそういう事をする発想すら浮かんでなかったのです。
だから昔はこうだったというのもわかりますし、今はそういう環境でもないというのもよくわかります。

だから札幌のような都市では、こうした地域の人が集まって花火をする場所というのは、たぶんとても貴重になりつつあるのではと思います。どうしても花火をする、となると花火大会のようなものを想像したり、花火を配ったりする事を想像してしまうかもしれませんが、私達はそうした事をやっていません。ただ「花火が出来る場がありますよ〜」と呼びかけているだけなんですね。
桑園という比較的多くの人が集まる土地でこういうことができているのは、とても誇らしく思いますし、ぜひほかのところでも広がると良いなと思います。
それが、こども達のやる事(≒あそび)に対する大きな寛容な視座を地域に育む事につながると考えています。


さて、次回は9/20(土)のあそびば桑園です。
どんな遊びが出てくるのか楽しみですね。

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