【活動報告】1/18(土)のあそびば桑園

晴れましたね〜。びっくりするくらい快晴でした。
冬場はいっつも人数減るんですがこの日はたくさんの人が来て、103人がプレーパークで遊びましたよ。

■あそびば準備中!
「いっぽん道つくって〜」といつもの女の子たちがおねだりしてきました。
開始30分後、ようやくいろんな物の配置が出来たかな〜、一休みするか〜と思ってたタイミングで来ました。むむむ。

「手伝ってくれるなら良いよ」と話すと「やるやる〜」。
たぶんいつも通り途中でどっかいっちゃうんだろうな〜。まぁしょうがないな〜。
と若干お疲れな身体にムチを入れます。

しぶしぶ?上のロープを張り始めます。
その様子を見てプレーリーダーののりちゃんも来てくれました。
「私、下のロープを張りたいです!」
おお、やる気だ。

こんな感じであそびばをやっている最中でも環境は変わっていきます。
「〇〇やりたい!」というのをベースに
変化していく遊び場がプレーパークの特徴だと思います。

案の定手伝うと言っていた女の子達は早々にいなくなりました。
まぁそうだと思ってたよ・・・。
変わりにと言ってはなんですが
暇そうにしている(失礼!)大人の方を呼んで引っ張ってもらったりしています。
その様子を見て他の子がいっしょに引っ張りはじめてなど。

来ている人みんなでこの遊び場を作っていくというのが特徴。
はじめから完成されている必要はなくて、「面白そう!」という原動力が場を運営します。

ロープを結んでいるのりちゃんが
「あれ?結び目こうだっけ?」
なんて言ってます。がんばれ〜。
失敗したって、もう一回やればいい。
プレーリーダーの姿がその雰囲気を作ります。

やっと出来上がった頃、例の女の子達がお菓子を買って戻ってきました。
こんちくしょ〜。


■快晴、快晴、大快晴!
前々日に大雪予報が出てたのですが、桑園には10cmくらいの積雪で肩透かし。
今年はまだ1回も雪かきしてないな〜。
その分他の地域に降ってるみたいです。

ただ、道民は知っている。積雪は帳尻合う様に出来ている・・・。
2月、3月にドカ雪がふるかもしれませんね。
恐ろしいような楽しみなような。

「冬は寒いから人集まらないよね〜」
なんて誰が言ったのか。
この日は午前中から大盛況でした。
お昼時間も入れ替わり立ち替わり人が来て、みんな遊んで大賑わい。


「そんな人数来て管理とかどうしてるの?」とよく聞かれます。
うーん。管理は無理ですかね〜。というと語弊があるのですが、
管理しなくて済むようにしています。

例えば開催前に危険事項を洗い出して、重大事故につながりそうな危険性を減らしておく。
これを「ハザードの除去」と言います。
具体的には氷の塊を除いておいたり、滑る箇所を点検したり、折れてる枝が無いか確認したりとかでしょうか。
で、当日起きた事に対して対処できるようにしておく。

けどやっぱりいちばん大きいのは「遊び場所だからちょっとしたケガは起きるかもしれない」ということを、来る人にも事前に知っておいてもらうことでしょうか。ここが遊び場運営において、一番大事なことだと思っています。
だから事前準備が9割(以上)!
現場でできる事なんて、ほんの少ししか無かったりします。

そんな場所だからこそ、誰かに頼らず、自分たちで遊ぶことが出来る。
そんな場所だからこそ、居心地が良かったりする。
ね、プレーパーク(遊び場)っていい場所ですね。



■あそびば文化の継承
月一回の開催といえど、常連は出来てきます。
それは大人もだったりします。
今回はそんな大人達がいろんな事をしていました。

まずはたき火番。
基本的にたき火はスタッフが見ているのですが、
率先してたき火をするおじさん。
まぁ、おじさんってたき火好きですよね(自分もです)
なかなか火をつけられないこども達に寄り添っていました。

次にキラビーづくりを手伝うお父さん。
自分の子とは別に、はじめてキラビーを作る子達へ
作り方を教えてくれてました。

私達がお願いしたわけではなく、自然発生的にそうした場面が起きていました。
そういう物が伝搬していくのが、「あそびば文化」の継承かなと思います。
この場にあつまる大人がみんなプレーリーダーとなれば、とてもいい循環になりますね。


とはいえ、ちょっと関わりすぎる場面など見ると、
スタッフとしては悩むことも。
やってくれるのはとても嬉しいけれど、こども達の「失敗」までは奪って欲しくない。
このあたりが体験プログラムと日常経験との差だと思います。

大人がいない時の方が、こども達同士でやいのやいのやりとりが深まります。
だから、ほんとはこっそり見ている方が良かったりするのです。
そんな姿、関わりを魅せていく事こそが、
プレーパークスタッフとしてのプレーリーダーのあり方なんじゃないかなと思います。


■やさしさリレー
常連の小学生の子が戦車のラジコンを持ってきました。
また高そうなモノを持ってきて・・・大丈夫かいな。
当の本人は机の上にほったらかしにして遊んでます。
しょうがないので、なんとなく目の端に置いておきます。

そのうち、幼児の子が見つけて「!」と興味津々。
お母さんが「触っちゃダメよ〜」というので、ギリギリのところで踏みとどまっています。
うーん。これは置きっぱなしにしている子が悪いのでは?
「僕達のじゃないから、持ってきた子に聞いてみれば?」と話していると
持ち主が気づいてやってきました。

さあて、どうなることやらと見ていると
「触っていいよ〜」と一言。
なんてイイ奴なんだ。ちょっと感動。
お母さんも「ありがとう〜」と。
良いですね。この雰囲気。

だがここで油断するのは2流プレーリーダー。
見ていると幼児の手つきがおぼつかない。
机の上にある戦車を思わず落としそうになります。
「危ない!」と持ち主とお母さんがヒヤヒヤ。
さてこれからどうなるか。
やっぱりダメよとなってしまうのか。


結果、心配は杞憂となりました。
その子の機転が光り「走らせてみようか」とおもむろに雪道を走らせます。
その姿に幼児の子は興奮です。
すごいなぁ〜。
こどもってもうすでに問題解決能力を持っているのです。
もちろんこの子がコミュニケーション上手で度量が深いという部分は多分にありますが。
でも、失敗も含めて大人の介入は最小限にしたいなと思います。

その後、幼児の子が思い出したようにままごと道具のところに走ります。
飽きたのかな?と思ったら、砂遊び用のダンプカーを持ってきました。
戦いごっこになるのかな?と
ラジコンの持ち主はダンプカーめがけてぶつけるような操作をします。
しかし、壊れたら嫌だな〜という雰囲気はひしひしと伝わってくる。
そうすると幼児の子はぶつけるのでなくて、
そのラジコンカーと競争し始めます。
その様子にお母さんも一安心したみたい。

なんかね〜。
良いよね。
こういうの。


■片付け中だって遊びたい
ちょっと早めに使ってない道具を片付けし始めたら、
近くの親子達が手伝ってくれました。
黙々とやってくれているのですが、まだ開催時間中。

なんだか申し訳なくなってきて
思わず遊び始めてしまいました。

かごを頭の上に載せて「ボールいれて〜」というと
こども達は早速その趣旨を理解。
玉入れが始まったその姿にお父さん達が吹き出しました。
お父さんも参戦して、みんなで玉入れ開始。


タイミングを見計らって、「やる?」とこども達に聞くと
「やるやる〜」と始めました。
片付けなんだけど、作業じゃなくて遊びになりました。
こういうのはプレーリーダーの腕の見せどころですね。

 もしこども達が遠慮したらお父さんに頼むつもりでした。
(やってくれそうだったので、そこは今回出番なくてちょっと残念)

片付け中だって遊びたい。
分かります。
(某キャベ○MAXのCM風)



さて、次回のあそびば桑園は2/16(日)となります。
その前に桑園ご近所あそびが2/2(日)に桑園ふれあい公園でありますので、
そちらもお楽しみに!

{あそびば桑園】
日時)2/16(日)10:00〜16:00
場所)桑園公園

【桑園ご近所あそび】
日時)2/2(日)10:00〜12:00
場所)桑園ふれあい公園

【アンケート実施中!】
冬期間のあそびば桑園の運営に関するアンケートを実施中です。
こどもも大人もぜひご意見よろしくお願いします。
https://forms.gle/iAqB39TB3JG3yJNy7



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