【活動報告】11/16(土)あそびば桑園

桑園こどもDAY1日目。
11/16(土)のあそびば桑園はロープまつり!
いつもの3倍のロープを張ってあそびは3倍以上!?
天気もよくこの時期にしては寒くないちょうどあそびば日和になり、130名ほどがあそびばで過ごしました。


■あそびばに彩りを

桑園あそびばプロジェクトで使っているガーラント(旗飾り)。
以前、常設プレーパークで使われていた物を譲り受けて5年くらい使用。さすがにちょっとぼろぼろになってきていました。
それを見かねたボランティアの方が「縫ってあげるよ!」と言ってくれました。

実は前回から縫ってくれていたのですが、あまりのボロボロぶりに1日で終わらず・・・。
持ち帰って修理してくれていたのですが、立派に補修していただきました。
ありがとうございます!


地域でつくるあそびばって、こういうことだと思うんです。
運営の核となる団体はあるのですが、それ以外でもなにかやれることがあるはず。
それをちょこっとずつお手伝いしてもらったり、もりあげてもらったり。
過度にお礼を述べるのではなく、いっしょにその活動を盛り上げていってもらう。
そうした活動の隙間をのこしているというのは、実はとってもいいことなんです。
(まぁ、うちの場合は隙間だらけですが・・・)

サービスする人・される人の関係性ではなく、
こういう、ちょこっとずつ迷惑をかける、かけあえる関係性をもって
地域のあそびばというのは成立するのだと思います。


■ロープまつり開催!
さて、今回の目玉「ロープまつり!」
いつもの3倍のロープを張って、モンキーブリッジを3箇所に張りました。
三角形にぐるぐる回れる形です。

辛坊たまらん子が一箇所目を張った段階であそび始めていましたが、
トライアングルのモンキーブリッジが出来上がったら
目をキラキラさせて「乗っていい?乗るよ!」と狂喜乱舞。
あっという間にロープがこども達で埋まりました。15人はいたかな。


3倍ロープを張るという事は、3倍疲れるわけで。
いやー、大人は疲れました。
飛び入りで参加してくれたプレーリーダーのHさん、めっちゃ手伝ってもらいました。
お陰で助かりましたよ〜。

でもロープで遊ぶこども達を見ると、そんな疲れも癒やされる感じで
とてもいい光景を感じる事が出来ました。
そのくらい疲れてた方が、こども達も大人の介入が無くて
のびのび出来るかも!?ですね。


■たき火を囲んで
この日は久しぶりにぽかぽか陽気。
(といっても北海道札幌ですから、最高気温は13℃くらいなのですが。)
なのでたき火に来てはまた遊んで、を繰り返す感じで
交互に人が出入りする感じ。

今日もいろんな物を焼いてました。


そんなたき火を常連のお父さんがそばで七輪をしながら見守ってくれていました。
もうお父さんもすっかり手慣れたもので、ニコニコたき火を眺めています。
他の子が頼ってきたら相手をしてくれたり、キラビーをいっしょに作ってくれたり。
こういう関わり、とっても心地良いですね。

こんなたき火という身も心もあったまる空間があるからこそ、こども達も安心してやってみたい事にチャレンジする事が出来る。
そう思いませんか?


■コロコロベースwith鉄琴
コロコロベースもすっかりおなじみになってきました。
もうちょい手を加えたいのですが、春を待ってから改造ですかね〜。
今日は鉄琴と合体させたので、ビー玉を転がす時にとってもいい音が鳴ります。

このコロコロベースのそばでちょっとした事が起こりました。
「ガンガンガン!ガンガンガン!」
とかなり大きい金属音が鳴り響きました。

あそびばにいた大勢の人がびっくりして見ると
アルミ鍋や金属たらいをドラム代わりにして鉄琴のバチで叩く子が。
なんとも言えない空気が場に流れましたが
その子はその空気に気づかず時々叩いてます。

うーん。どうしよう。
みんなのあそびがとまっちゃうなぁ。
周りの家の人がうるさいと思っちゃうかなぁ。
いろいろ考えて、最終的には自分の感情を伝える事にしました。

「ずいぶん大きな音出るね」
「これね、太鼓じゃなくてなんだっけ、叩いて音出るやつ。あれやってるの。」
「うーんとね。さっきすごく大きな音が出て、びっくりしちゃったんだ。」
「うん。叩くと音出るよ。」
ダメか。通じないか。
もうちょっと踏み込んでみよう。
「えっとね。すごい音が出るからびっくりして、とっても嫌だったんだ。
 できたら大きい音出さないで欲しいんだ。」
するとどうしようか考えている様子。
なので、ちょっと任せてみようとその場を離れました。

そうするとその子はドラムあそびをやめて別のあそびを始めました。
ホッとしたの気持ちもありましたが、そもそもバチを出していたから悪かったなぁと。
そりゃバチを出してたら叩きたくなるよね。
遊びを止めてしまって申し訳ないという気持ちも大きかったです。

こんな感じであそびばでは日々葛藤が続きます。
大事なのは、対話かなと思います。
私達大人はこどもからしたらかないっこない巨人。
だから、支配的にならず、教育的にならず、
できるだけ地域の隣人として対等な対話ができる関係を試行錯誤しています。


■あそびば配達便
「見て見て〜」
楽しげな声に振り向くと、ダンボールの箱を背負ったこども。

思わず
「ウー○ーイーツじゃん!」
と一言。
みんなで爆笑しました。

それにしても上手い事作ったなぁ。
ダンボールはやっぱり魔法の道具ですね。
来月からはちょっと雪のため使えなくなるかもですが。

でも昔のあそびを聞いてると、冬でもダンボールを使ったことがあるとか。
どうやったのか聞くと、なんとロウを塗ってそり代わりにしたそうです。
へぇ〜〜!
すごい!
やっぱり昔の遊び道具の作り方は一味違いますね〜。
そんな昔あそびの様子を語った動画「あそびのアーカイブ」を
桑園あそびばプロジェクトでは作成中です。
ぜひそちらの方ものぞいてみてくださいね。

リンク)桑園あそびばチャンネル


さて、次回は12/21(土)です。
雪は降ってるかな〜?どうかな〜?
楽しみですね。

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