【活動報告】桑園ご近所あそび(8/4)

 今年もみちあそびを2回行いました!
まずは1回目(8/4)の活動報告です。

■七夕まつり
この日はうす曇り。桑園第14町内会の七夕まつりも行われました。
(北海道では七夕は7/7と8/7のどちらかで行う風習が混在しています。どちらかといえば8/7が多いかな?桑園地区では8/7に行われるのが通例です。)
七夕飾りのあるテントで短冊に願い事を書いて笹に吊るします。
いろんなお願い事が書かれました。

ボランティアの高校生いわく「みんなの願い事が眩しすぎる・・・」
どういう事か聞くと、高校生だと「お金欲しい」とか即物的なのですが
「みんな健康でいますように」とか「家族で仲良く旅行したい」とかピュアな願い事で
自分たちの浅ましさが見えてしまう、との事だとか。


■でっかい氷!

今年も沿道の水産会社さんから氷の提供をいただきました。
さすが市場に卸すだけあって、大きいです。
思わず触りたくなる氷に興味津々。
なんどもなんども触りに来ます。


「氷おいてるだけで遊べるんですね〜」とはお母さんの談。
気づけばその辺の葉っぱなどでデコレーションしたり、霧吹きを吹いたりといろんなあそびも発展していました。


■遊びの達人
プレーリーダーがバケツに水を入れて置いていた所、それを見てこども達が集まってきました。どういう事をするのか遠巻きに見ていると、おもむろに持ってきたのは雪玉づくり器。
そういえば泥遊びで使う道具をそのまま持ってきていました。(仕舞い忘れ)
すると、雪玉づくり器で水をすくって別のバケツに汲んでいくバケツリレー(?)が開催。
おお、すごいな〜。
よく思いつくな〜。

プレーリーダーは「遊びの達人」と思われることがしばしばあります。
そのたびに説明するのですが「いや、僕たちは達人じゃないですね。こども達です」と答えています。プレーリーダーは遊びの環境を整えたりしますが、別に達人である必要はありません。それどころか、達人の場合逆にこどもの遊びを阻害してしまうことがあります。(達人だとダメというわけではなくて、その場合はこどもの遊びが促される&発展するようなふるまいが必要になります。)
そういう意味では、むしろ下手な方がいい場合もあります。こども達に「下手だなぁ。貸してみ」と言われる方がこどもの遊びとしては盛り上がることが多いです。

今回の場合だと、まず水を入れたバケツを置いた動きがファインプレー。そして雪玉づくり器を仕舞い忘れていたのがラッキーでした。そういう素材がそのフィールドにどれだけあるか。その環境を豊富にすることがプレーリーダーの役目の大きな1つとなります。


■のんびりタイム
ふだんの公園での遊び場もいいのですが、みちあそびは特にのんびりした時間が過ぎる気がします。なんでしょうね?貸し切り感が強いからかも?


遊び場の道具の多くは中島製茶の倉庫を間借りして置かせていただいてます。
その眼の前で行うので「足りなければいつでも出せる」というのもスタッフの余裕につながっているのでしょうね。



■みちあそびの意義
道路上で遊んいると、その脇の歩道を歩いていく人が何人もいます。
その誰もがニコニコとこども達の遊びを見ながら通り過ぎていきます。
「楽しそうだね〜」
「やっぱりこどもは遊ばないとね」
「なんか賑やかだから、こっちの道を通ることにしたわ」
公園での遊び場との大きな違いはここです。


公園だとわざわざそこに入っていく必要があるのですが、道だと向こう側に行くためにはそこを通らないといけません。そうするとあそびばに入っていく必然性が生まれる事になります。だから、誰もがそこに何らかの関わりが生まれてくるのです。
それはただ見るだけ、聞くだけでも構いません。
こどもの遊びが身近な情報として入ってくることになるのです。
だから「道」が「(こどもの遊びとの)出会いの場」となります。

ちょっと足を止める人もいたり、たまたま通りがかった人がちょっと遊んだりもしていきました。こういう遊びの場へ入っていくハードルがふだんの公園のときよりも低いのだと思います。ぜひこうした活動が北海道中に広まるといいですね。

余談)
桑園ご近所あそびで行うみちあそびは、一般社団法人TOKYOPLAYが行っている「東京ご近所みちあそび」と全国パートナーシップを結ぶまなびデザインが協力して実施しています。



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