いや〜、暑い日でした。
最高気温32℃と真夏日となりましたが、120名ほどの参加で賑わいました。
こんな日は水遊び!ということでたくさん遊びましたよ〜。
■水だ!
桑園公園はわりと大きな木が多く影の部分も広いのですが、
それでも開始1時間過ぎたあたりからそろそろ暑くなってきました。
でも水遊びは始まらない。うーん。なんかきっかけが必要かな?
そんな風に考えていたとき、ある1年生(?)の子を迎えに来たお母さんがいました。
ほっぺたが真っ赤になってる我が子を見て
「顔赤いよ、そろそろ家帰ろう?」と呼びかけるのですが、
まだ遊びたいその子はお母さんの呼びかけに答えず。
うーん。どうしたものか・・・
そこででっかいたらいに水を入れ始めました。
そこにおもむろに手を突っ込んで「気持ちいい〜〜」と言うと
わらわらとこども達が集まってきます。
「何やってんの?」
「めっちゃ気持ちいいよ」
「やるやる」
と、我先にたらいに手を突っ込む彼ら。
そういうお兄ちゃんお姉ちゃんの動きを見て、
さっきの子もやってきて手を突っ込み始めました。
みるみるほっぺたの赤みが取れてきます。
「いや〜、こんだけ暑いと水遊びがいいですね」
「助かりました〜。ありがとうございます〜。」
どうもこちらの意図が分かったみたいでお礼を言われてしまいました。
「いえいえ〜。濡れても大丈夫ですか?」
「暑いより全然いいです。家近いですし。」
こういうやりとりできるのが、地域の遊び場の強みですね。
こども達が何かしら遊び始めるのには、きっかけが必要な事もあります。
「あいつがやってるから良いだろう」
という心理ですね。
こういう時、プレーリーダーは率先して動いたりします。
昔流行ったアイスバケツチャレンジ。本来は意味合いがあるのですが、
2015年ごろにはただ冷水ぶっかぶるだけのただの我慢大会(?)という
遊びになっていました。
「今日は暑いからアイスバケツチャレンジをやります」
と高らかに宣言すると、当時小学生だった高校生ボランティアに大受けしました。
水をバケツに汲んで、意を決して頭からザバーーッ!
気持ちいい〜〜
でも冷た〜〜い
頭が冷えると不思議と体感温度が劇的に下がります。
みなさんもお試しあれ。
その様子を見てこども達が「かけていい?」とニヤニヤしながらやってきます。
お断りをいれるとは、なんて上品なこども達。
この辺が現代っ子な感じですね。
「服を濡らさずに頭だけかけてくれ〜〜」
なんて言いながら水遊びが続きます。
「オレもやってみるかな〜」
なんて言い出すのも時間の問題。
さっそくこども達でも始まります。
これをしている時、執拗に水をかけてくる子がだいたい1〜2人くらいいます。
で、絶対自分は水をかけられたくない。
なんなんでしょうね?
服は濡らしたくないけど、その楽しそうな輪に交わりたいのでしょうか。
そういう”ちょっとやな奴”にもこども達は柔軟に対応します。
もちろんちょっとしたやりとりになることもあるのですが
あまり引きずらない。
この辺こども達は強いですね。
こちらとしてはちょっと理不尽を感じるので
「(水を)かけるという事は、かけられる覚悟があるって事だな〜」
なんておどけてみたり。
はい、よく大人げないって言われます。
■焚き火、やるんだね・・・
一方こちら焚き火サイド。
延々と燃やしております。
この暑いのにやるんですね、焚き火。
よく冬に焚き火やっていると
「やっぱりこの季節は焚き火があるといいですね。え?この季節だけじゃない?夏もやる?え?暑いなか焚き火するんですか?」
なんて驚かれる事が多々あるのですが。
ええ。嬉々としてやりますよ、焚き火。
「見て〜、こんなに燃えた〜」
「僕は燃やしてるから、枝拾ってきて〜」
「うちわ、うちわ〜」
うーん。元気です。
時々様子を見ながら「水飲んだら?」とか言う事もあるのですが
その集中力と体力たるや、すごいものがあります。
なんでしょうね、この情熱。
見ていた学童の指導員さんも
「ここくらいしか火遊びできないからね〜」
なんて言いながら(多分内心ヒヤヒヤしてるでしょうけれど)
見守ってくれています。
アルコールランプも使わなくなり、家庭もIHヒーターばかりになった昨今、
火を間近に見たりいじったりする機会というのは
ほんとに貴重になりました。
■音っていいね!
あそびばでは、だいたい音が出るものをいくつか用意しています。
吸盤がついたハンドベルは人気で、柱にくっつけては鳴らして遊んでます。
その音色に誘われてまた別の人が遊びに来たり。
こうやって音で遊ぶのは人間の特権なんでしょうか?
それとも他の動物も音を出して遊ぶことがあるのかな?
いずれにしても音楽は「音」を「楽しむ」と書きます。
楽しみ方に差はあれど、生物の根源的なものの1つとして
「音」が重要な要素の1つであるのは、誰しもが思うところだと思います。
それは遊びにおいても他ならず、「遊び」が生き物の根っこにあるとすれば
「音」とも切っては切れない関係だと思うのです。
壊れたウクレレに、これまた壊れたマラカスの中身を移して
マラカスにしたりしてます。(ウクカス?レレカス?)
ギターのように持って引こうとした子が弦が無いことに気づき、
偶然降った時に音がなるのに気づいたりします。
ぷちドッキリです。
いや、お金が無くてもったいないからリメイクしただけなんですけどね。
でもそうした「なんでもある」状態じゃなくて
「あるものでなんとかする」事から創作って生まれる気がします。
ダンボールの下にブルーシートを敷いています。
ダンボールを無秩序に広げず、さりげなくこの上がエリアだよという意図と、
ダンボールの汚れを最小限にするために行っています。
これがダンボールカッターなどでどうしても切られてしまうので
今回新しくしました。
これまで5.4m×3.6mの大きさだったのを
5.4m×5.4mの大きさにしました。
うーん、広い。
そんだけ広いとこども達のダンボール工作もちょっと余裕が出たのか
いくつも家が建築されました。
ダンボールに貼られたテープに「〇〇の家」と書かれています。
みんなで豪邸、ではなく個室が並ぶのが
なんとも日本らしいというかなんというか。
でっかいダンボールというのはやはりロマンが詰まっていますね。
じーっと様子を伺っている他の子にすでに遊んでいた子が
「そのへんはもう使ってないから遊んでいいと思うよ」
なんて声をかけます。
うーん。なんてコミュニケーション上手。
たぶんですね、今のこども達って親世代よりよっぽどコミュニケーション上手だと思います。
まぁコミュニケーション能力とはなんだ、という定義の問題はありますが
少なくとも「多人数で問題を起こさずやっていく」能力は
すべての世代を通じて今の子供世代が一番能力が高いんじゃないかと思います。
もともとこどもは大人よりもその能力に長けてはいるのですが、
それにしたって奪い合いをしたりする場面が少ない。
もうちょっとわがまま言って良いんだよ、と若干こちらが心配になるほどです。
20年くらい前に「反抗期が来ない子」みたいな話題があがった事がありますが
今の時代わかりやすく反抗する子のほうが珍しいじゃないでしょうか。
子育てにおいて通例とされている事は、
もしかしたら案外時代の一過性によるものも多いのかもしれません。
だから、思い込みや知識だけでみるのではなく
今目の前にいる子がどういう特性を持っていて
何を望んでいるのかというのを見極める力が大切かと思います。
さて、次回のあそびば桑園は9/21(土)になります。
と、その前に8月は2回みちあそび(桑園ご近所あそび)があります!
8/4(日)10:00〜16:00 「七夕まつり編」
町内会の七夕まつりもあります。道路を使って遊んじゃおう!
8/18(日)14:00〜20:00「昼夜あそび編」
18時からは花火会場になります。昼も夜も遊んじゃおう!
どちらも場所は北8西20丁目の中通りになります。
詳細はまた後日お知らせしますが、ぜひぜひあそびに来てね。
コメント
コメントを投稿