今年度のあそびば桑園がスタートしました!
だいたい1ヶ月に1回くらいの頻度で行います。。
さて、初回となる今日は大・快・晴・!
暑すぎず寒すぎず、ちょうどいい感じです。
いろんな親子130名ほどが遊びに来ました。
■ハンドメイドスマホ!(タブレット?)
久しぶりにダンボールを出したら、たくさんの人だかりが。
冬は使えなかったダンボールなので、創作意欲がいろいろ湧いたようです。
ふと目を落としてみると、不思議な物体が!
おお~、なかなかのクオリティです。
アイコンが立体的なのがいいですね。押しやすそう。
アイコンが立体的なのがいいですね。押しやすそう。
タッチペンまでついていて、至れり尽くせりです。
ぜひ各メーカーはこぞって開発をお願いします。なーんて。
■驚異の8段飛び
同じくダンボールのところに黙々と作り続ける常連の男の子。
何作ってるんだろ~と後ろから覗いてみたら、下のダンボールには「4だん」
上のダンボールには「8だん」との文字が。
そう来たか~~。
見られている事に気づいたその子は、嬉々として自慢の跳び箱を紹介してくれました。
「8段なんだよ!」
「下には物置があるんだ!」(脱いでた服を入れる)
そのうち
「見てて、飛ぶから!」
おいおい、大丈夫かいな、と思いながら見てると、一番下のダンボールの底を平べったくした別のダンボールで固定しています。飛び方も跳び箱を飛ぶときのような前向きの力を抑えて、下向きの力を多めにしているため、ダンボールも崩れず直立のまま。
なるほど。
本能的にどうしたら危ないか、どうしたら危なくないか、判断できているみたいです。
本能的にどうしたら危ないか、どうしたら危なくないか、判断できているみたいです。
倒れるから危ないのでは?は、ちょっと早すぎる判断だったみたい。
「あともうちょっとで飛べるんだけどな〜」
というので、高さちょっと減らしてみたら?と言うと
「なるほど!その手があったか〜」
とまたダンボールを改造。
最終的に上のダンボールには「7だん」と書かれていました。
といを並べてコースづくり。
ちょっとずつ曲がっているのは、そうしようとしているのか、たまたまなのか。
いろんな偶然と試行錯誤がコースを決めます。
ボールが転がらなければ、手でえいっ!て押します。
「転がるもの」というのは、それだけで魅力を持っています。
自分は止まっているのに、なんで目の前のこれは動くのか。
さっきまで動いてたのに、なんで動かなくなったのか。
いろんな世界の理(ことわり)を、自分の手で、感触で、感じます。
だから楽しいんだろな〜。
こども達の目がキラキラする理由の一つですね。
■我こそは清掃人!
桑園公園にはアスファルトの遊歩道があります。
歩道と言うほど整備はされてなくて、土との垣根も曖昧なのですが、それが良いみたい。
チョークでいろんな絵や言葉が描かれました。
算数の計算を書き始めた子。
お父さんが「ここまできてそんなの書かなくて良いんじゃないの?」と軽く声をかけていました。その子はちょっと止まって考えてましたが、再び書き始めました。
そうなんですよね。
これが遊びです。
公園に描いたチョークはどうするのか。
消して帰ります。
そう、デッキブラシ争奪戦の始まりです。
だいたい大人が消し始めるのですが、それを見て気づいた子はすぐ「やるやる〜」「貸して〜」と群がってきます。
3本しか用意してないのですが、こども達は喧嘩して奪い合う事もあるし、脅して占有する事もあるし、みんなでうまい具合に交代で使う事もあります。
一方的な殴ったりしない限りは、基本的にそのまま見ています。
ちょっとした諍いも大事。
自分の意見だけは通らないことがあること。
奪い合うと後味悪くなること。
専有して1人でやっても楽しくないこと。
みんなでやるとあっという間に時間が過ぎること。
全部全部、大人になる前に感じて欲しいなと思います。
■こどもの意見、伺います。
プレーパークの全国大会「日本冒険遊び場づくり協会 全国フォーラム 2024」でのポスター展示のためにこどもの声を集める協力をしています。
こども達に聞いたのは2つ。
①もし大人に(怒られないとして)何を言ってもいいとしたら、何を言いたい?
②北海道は好き?嫌い?(理由も)
聞き始めるとぶわ〜〜〜っとこども達が集まってきました。
わいのわいのとみんな口々に喋ります。
「お酒飲むのやめて欲しい!」
「欲しいゲーム1万個買って!」
「もっと遊びたい」
などなど。
大人はかつてこどもだった人々。その経験上、こども達の言いたいことはある程度予想がついてしまいます。だから、大人にとってこどものたどたどしい話を聞くのはちょっとまどろっこしく感じてしまう事もあります。なのでこどもの話をさえぎったり、話半分に聞いて理解したつもりになる事もしばしば。
けれど「言ってる事を分かって欲しい」だけではなく、「ただ言いたい・伝えたい」という事があります。だから、こどもの言う事を解決するとか、分かってあげるとかいう以前に、まず話を聞く(聴く)ということがとても大切。ただただ聞いているだけで、どんどん話が溢れてきます。これだけの「伝えたい・表現したい」というパワーがこども達にも存在している事を私達大人も忘れてはいけないな〜、と思うのです。
集めたこども達の声は全国フォーラムで紹介します。
こちらの方もぜひお越しください。(申込み受付中です)
さて、6月は盛り沢山です。
6/2(日)10:00〜12:00 桑園ご近所あそび(JR桑園駅南側の通路)
6/3(月)10:00〜11:30 桑園あそびば茶話会(Ecoカフェマイカップ)
6/8(土)10:00〜16:00 あそびば桑園(桑園公園)
6/23(日)日本冒険遊び場づくり協会 全国フォーラム2024(北海道大学学術交流会館・中央ローン)
ぜひぜひお越しくださ〜い。
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