【活動報告】2/18(日)のあそびば桑園

 快晴!快晴!大快晴!と言わんばかりの雲一つ無い青空。
澄み渡る晴天に寒さも冷え込むかと思いきや、なんと最高気温7℃。
こんな気温は冬の北海道札幌においてはありえないのです。
(翌日は観測史上最高の最高気温12℃を記録しました)
でも遊ぶのは最高?
合計100人ほどの参加者が遊びました。

■本日は晴天なり
みんながそりすべりをする山の上から桑園公園を一望。
夏は緑が生い茂るこの公園も、冬はとっても見やすくなります。
それにしてもいい天気だ。
これはそり滑りがはかどりますねぇ。

あんまり楽しそうだったので、こっちもママさんダンプで参戦。
「いっしょに競争しよう!」と誘われて急遽ソリ大会開催。
こういう”ノリ”で始まるのが遊びの醍醐味ですね。

普通のプラスチックソリで滑る子、尻滑りで滑る子、米ゾリで滑る子、金ダライで滑る子、ママさんダンプで滑る子、ジョンパ(雪はねスコップ)で滑る子が参戦。
長距離部門(どこまで遠く滑れるか)lとなんとなく全員で滑ってみる部門(笑えた人が勝ち!)が開催されました。


■イグルー作り再び!
前日の桑園ふれあい公園で行った「桑園ご近所あそび」でも作ったイグルー。
今回も作ってみようかとスノーソー(雪を切るノコギリ)を雪に突き刺す。
か、硬い・・・
昨日よりも硬い。
なるほど、桑園公園はいつも私達が遊んでいるので、雪が締まっているようでした。
うーん。こりゃ子どもたちが切るのはキツイなぁ。

今回はちょっと大人主導でつくるかぁ。
昨日よりも少しちゃんと作ってみるかな。
と、再び初めたイグルー作り。

ところどころ声をかけられます。
「何作ってるんですか?」
う〜〜〜ん。
イグルーを作ろうかと思う、というのは簡単なんですが、ちょっと憚れる。
というのも、こっちの目論見としてはイグルーを作ろうかとおもうのだけれども、子どもたちといっしょに作ったりするので、途中で路線変更したり、飽きてやめちゃったりというのが普通に起こり得るのだ。そうしたときに「イグルーができなかったから失敗」と思われたくない。イグルーを作ることを子ども達の目標として設定もしたくない。
このあたりを短くどう説明すればいいのか。
結局「なんとなーくイグルーっぽいものを作ろうかなと思うのですが、どうなるかわかんないですね〜」なんて答える。

途中、昨日もイグルー作った子がやっぱり作ろうとしたけれど、昨日よりも硬い雪に手こずりちょっと心折れたりもしたけれど、他の子はできないなりに「あ、隙間だらけの雪を補強しよう」「ちょっとずつでも雪を切ってみよう」なんてチャレンジする子もいたり。
で、まぁなんやかんやで完成。

出来上がったらもう終わり。
あんまり遊ばれないそれを見て、ある保護者の方が「もったいない」なんて一言。
いやぁ〜、そうじゃないんです。
出来上がるまでが楽しいんです。
出来上がったらもうどうでもいいんです。(でも所有権は主張する)
作る子と遊ぶ子は違っていいんです。
なーんて遊び心をうまく伝えていきたいですね。


■オレ達の場所は自分で作る
さて、イグルーがうまく作れなかった子の顛末です。
ぷらぷらっとやること無さげにいろんな遊びを試してみてはやめてを繰り返していたのですが、ついに似たような仲間を見つけ、入口付近の雪山を掘り始めました。
ここは誰にも口を出させない聖域、と言わんばかりの子どもオンリーワールドを繰り広げます。端から見てても楽しそう。

やっぱり遊びは誰かに言われてやるものではなく、自分たちで見つけ出して展開しなきゃね。
若干危なっかしい&人の迷惑をかけそうなところだけはちょっと口を出しちゃったけど。
そういう場合は、なぜやめたほうがいいのかをしっかりと伝える事にしています。
「〇〇すると△△だから、やめといたほうがいいと思うんだよね」みたいな言い方します。
あくまでそれでやめるかどうかは子どもの判断に任します。
(もちろん命の危険があったり、他の子が気付かない危険を作り出す時は違いますが)

この、なんというか、大人の視野を離れた所で遊ぶのが”らしい”ですよね。
(この場所は、イグルーを作った場所からは視覚外になりそうな位置にある)
子ども達は隠れて何かをやったりする。(だから隠れられる場所が好き)
子ども達は自分達の場所を作ります。(だから与えられても満足できない)
子ども達は夢中でやります。(だから呼ばれても気付けなかったりします。)
子ども達は飽きたら違う事を見つけます。(だから物の片付けなんて後回しで興味がなくなるのです)

大人たちの「なんで?」は、子ども達の姿を見つめるとよく気付く事ができます。
ちょっとこっちの理屈を脇へ置いてみて、たまにはこどもの観察をするといろいろ発見があるものです。

■「ゴースト!?」
ふと思いついて、雪の塊を木にくっつけてみました。
周りの親子から何やら視線を感じますが、かまわず続けました。
出来たのは木の精霊(のつもり)



「ゴースト!?」
と叫んだのは、この日遊びに来ていたハーフの男の子。

なんだい、「おばけ」って意味かい?

いや、待て待て。「ゴースト」って言葉には精霊って意味も・・・無いか。

周りの親子は笑ってました。

「なんだろね〜」と言いつつ後ろに回って
「こんにちは、坊や」と言ってみた。

・・・・・・見事にスルーされました。
そうか、”コレ”じゃなかったか〜。
ちょっと恥ずかしい。

周りの親子は笑ってました。


■100名で作る冬の遊び場
天気が抜群に良かったのもありますが、冬になんのイベントでもない遊び場に100名も来たのは私達も驚きでした。
こうした遊び場地域に常にあること。
そういう環境をみんなで求めて行きたいと思います。



さて、次回のあそびば桑園は3/16(土)です。
この様子だと雪は残ってないかも?
また桑園公園で遊ぼうね!







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