12月に入って一回全部溶けちゃった雪でしたが、数日前に降ってつもり、前日の真冬日の気温でカッチカチに。あそびば当日は少し薄曇りだけど、ほんのり寒さが和らいだそんな日でした。
午後から雪がたくさん降る予報だったので外出は控えめだったようで、あまり人通りがない1日でしたが、それでも50人ほど遊び場で過ごしました。
■遊び場名物!?ママさんタクシー
雪国民ならみんな知ってる「ママさんダンプ」(スノーダンプ)
こども達は我先に乗り「ヘイ、タクシー」なノリで押して貰う。
雪がカチカチだと、思った以上に軽く進みます。
2人乗りでもスイスイ・・・とは言い過ぎか。
最初は押してもらうのが楽しいのですが、そのうち自分でも押してみたくなります。
やってあげる・・・と言っていいのかどうか。
押すのが楽しい。
うまく押せないのも楽しい。
うまく押せないのをうまく押せると嬉しい。
うまくいかないと悔しい。
遊びの要素が詰まってますね。
■冬のブランコ
いつもやっているハンモック。
モンキーブリッジはロープが凍ったりするので設置をためらうこともあるのですが、ハンモックは比較的着脱しやすいので、ほぼ年中設置しています。
モンキーブリッジはロープが凍ったりするので設置をためらうこともあるのですが、ハンモックは比較的着脱しやすいので、ほぼ年中設置しています。
設置した瞬間に「待ってました!」と多くの子が乗り合います。
小さな子もいたので、乗せてあげる子もいました。
お母さんはちょっとハラハラしてましたが、大丈夫な様子でした。
お母さんはちょっとハラハラしてましたが、大丈夫な様子でした。
そんなお母さんたちの会話が小耳に。
「冬はブランコ無いのに、今日はあって良かったね〜」
あー、そうか。
冬はいろんな遊具が使用禁止になります。
ブランコは鎖と板を外されるか、天棒にくくりつけられます。
この桑園公園では外されてました。
管理上仕方ないとは言え、遊びの要素は減ってしまいます。
特に遊びにおいて結構重要な「揺れ」の要素です。
なんだかハンモックの意義もちょっと深まりました。
■「ケーキ持ってきてあげる」
ふわふわの積もりたての雪を遊び場にあるすべてのバケツに入れていた少年。ちょっと見ないスキにケーキ職人になっていたようで、出来上がったケーキを持ってきてくれました。
さーて、どんなデコレーションされてるのかな〜と待っていると
「おお!ティラミスだ!」
バブル期に流行ったティラミス。
今もコンビニやレストランでたまに見かけますが、当然彼らが知っているわけ無く
今もコンビニやレストランでたまに見かけますが、当然彼らが知っているわけ無く
きょとんとした顔をします。
うまく土と雪をサンドしています。
この発想はなかったな〜。
なかなかの力作です。
うまく土と雪をサンドしています。
この発想はなかったな〜。
なかなかの力作です。
美味しくいただきました。
■音は楽しい
お母さん方が取り巻いておしゃべり中。じっと柱にくっついたハンドベルをいじる子。
ジリリン、チリリン
触れば音が鳴ります。
楽しいよね〜、これ。
大体の動物は音に反応します。
それは太古より生物に込められた原初的な反応の一つ。
人間も変わりはありません。
けれど、それは経験を、年齢を減るごとに意味合いが違ってきます。
けれど、それは経験を、年齢を減るごとに意味合いが違ってきます。
この子が今感じているのは、どんな現象なのでしょう。
私達にそれを知るには大人になりすぎてしまいましたが、
この時間を大切にすることは出来ると思うのです。
■まずはやってみる「あそび心」
助っ人の新米プレーリーダーが「あれ、大丈夫ですかね」と声をかけてきました。
見ると、斜面に"特異なもの"が。
といってもこの桑園でのプレーパークでは"得意なもの"でした。
さっきも紹介したママさんダンプが斜面を滑っています。
まぁ、普通は心配するよね。
自分も自然学校のスタッフ時代だったら止めてたかもしれない。
でもね。
「う〜ん。心配になったときは、まず自分で試してみたらいいと思うよ」
それを聞いた助っ人プレーリーダーさんは
「行ってきます!」
遠くから見てると楽しそうに滑ってました。
なかなか帰ってこないし。
しばらくして戻ってきたので、どうでした?と聞いてみると
「楽しかったです!」
ちがう、そうじゃない。
まぁ楽しかったのは良かったよね。
危なかった?と聞くと
「いえ、見てるのと違いました。取っ手にぶつかると危ないかもしれませんが、子ども達は上手に滑り慣れてるし、あのスピードなら当たっても大丈夫かと思いました」
普段から遊び慣れているこどもなら、どのくらいで危ないか、危なくないかを感じ取る力がわりと育っていたりします。
ところが我々は大人になってしまうと、ついついその時の経験を忘れてしまったりします。
だから見た瞬間に「危ないんじゃない?」という経験が抜かれた視覚情報と、何が何でも危険を排除したい意識とに支配されてアクションしがちです。
瞬間的な危機管理としては悪くは無いのですが、こどもの育ちという観点から見た大きな危機管理としては、時にそうしたアクションは子ども達から冒険心と遊び心を奪うという結果をもたらすことがあります。
その両輪を回すためには「危ないかも?」と思ったら、まず自分(大人)がやってみるというのが大事です。
危険性を確かめるだけでなく、その行為の何が楽しいのか。何がこども達を惹きつけるのか。
そういう「あそび心」を私達プレーリーダーは無くさないように、見落とさないようにしていたりします。
さて、次回のあそびば桑園は年明けになります。
1/20(土)です。
雪はどうなってるかな〜?
楽しみですね!
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