例のごとくすっかり遅くなってしまいました。
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さて、9/16(土)のあそびば桑園の様子です。
連日天気が崩れてどうかな~という日々でしたが、この日はとってもいい天気!
参加者は全部で182名と、花火を除けば過去最高かも。
たくさんの人があそびばに集いました。
■たき火はお手の物
もうすっかり慣れたもので、たき火の火も大きくなりそうだと自分たちで入れる薪の量を調節して、火力が欲しい時は強めにしてお湯を沸かし、などなど。
火の扱いは人間が文化的な生活をしていくには、欠かせない知識と経験が詰まっている気がします。
途中、暇になったのか「そうだ!あれ入れよう」と、どこからともなく松の葉を出しました。「これ入れるとパチパチすごいんだぜ~」と周りの子に自慢しながら投入。パチパチパチッ、となかなかいい音を出して爆ぜていく様子に「おぉ~~!!」と周りの子は関心。「やりたい!」となって、初めに言い出した子が得意そうに「こっち来いよ~」と松の葉が落ちている所へいっしょに引き連れていきました。
この子は当初、結構加減が出来ず1人や妹とだけ過ごすことが多く、関わる大人としては「どうしたもんかな~」と思いながら付き合ってきましたが、今では他の子の遊びを率先しています。その姿には、ある種感動も覚えました。子ども達は、自分自身をいともたやすく変化させていきます。もちろんこれからも彼は大人の意にそぐわない事をして怒られたり、周りの子とそぐわない事でトラブルを起こす事もあるでしょう。けれど、そういう事を通じて人は育っていくんだと思い、(強制するのではなく)彼の成長を見守れる地域の大人でありたいなぁ~と思います。
■コロコロキット
工具も満足に無い中むりやり作ったものなので、正直ガタガタ。ペンキモ鮮やかな色が無くって、残っていた色で塗ったので、なんだか地味な感じ。他の所で使われているキットを見るとキレイすぎて「ちゃんと作れずにすみません~~」と思わずタジタジしてしまうのですが、子ども達にはそんな事関係なしで、とにかくよくこれを使ってあそびます。
このキットの魅力ってほんとすごいですね。
どうやったら転がせるか、それ自体が冒険(挑戦)的行為になっていて、転がったらより上手く転がせるには、遠くに転がせるには、という好奇心を刺激する。
かと思えば、別の子がこっちにつないでみたい!と関わるのでまた一層カオスになる。
それが面白いので、もう作りの雑さとかは気にならなくなってしまう。
夢中になれる遊びに、そんなのは関係ないのだ~と子どもたちが教えてくれます。
■セルフモザイク?
「もう帰るからね~」とお母さんが娘さんに声掛け。
「遊んでもらったお兄さん(おじさん)にバイバイしようね~」と言って、こちらをクルリと見た瞬間にピタッと動きが止まる。
まぁ、そりゃそうだよね~。こんなずんぐりむっくりで自分の何倍も大きいおじさんを見たら固まるわなぁ。
「ほら、バイバイって」とお母さんが促すので、「あ、別にバイバイ無くても大丈夫ですよ~。恥ずかしいもんね。」と声を返すと、持っていたお皿で顔を隠し始めました。
またね~。
木と木の間にロープを張った「モンキーブリッジ」
あそびば桑園でも人気のコンテンツです。
毎回これで遊ぶ子はもう慣れていて、上のロープに腰掛けて一休みしたりします。
もちろん生まれ持った能力に差はあったりして、
がんばっても出来ない子はいたりします。
(私も昔はどんくさい子で、こんな所は登れませんでした!)
できる子を見て「すごいなぁ〜」「いつか登ってみたいな」「自分とは違うことができるあの子すごいな」
そんな事を感じるのが大事だと思うのです。
こうした能力をいかんなく発揮する子は、結構いると感じてます。
じゃあなんで体力テストが低いとか、能力が低くなってるなんて言われるのか。
それは、大人がそうした能力を育む場を奪っているのではないか。
あそびば桑園に来ていきいきと持てる能力を発揮している子を見ると、
そう考えずにはいられないのです。
こちらとしては「出〜た。はじまったよ。」なんて、ちょっとニヤニヤしながら見てます。
今回は幼児(3才くらい)の子と5〜6際の子がいっしょです。
「危ないよ?大丈夫?」なんて心配なお母さんが駆け寄ります。
ここまで観察&思考してから動きます。
なんてお母さんに声をかける。
2人を載せた台車がゴロゴロ、ゴロゴロ。
また、その日は桑園おさんぽ日和の期間でもあります。
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