【活動報告】1/22(日)にあそびば桑園を開きました!

 昨日の荒れ模様の天気が嘘のように晴れ間が広がりました!
放射冷却で寒いのは寒いのですが(最高気温マイナス3℃)、おひさまのおかげでそこまで寒さを感じずに済む、とっても遊び日和な一日でした。

■カオス大好き
風も無くほんとに気持ちのいい冬の晴れ間。100人を超える人が遊びに来てくれました。昔桑園に住んでいた、という20代の青年も遊びに来てくれたのですが、初めて来る人にこの活動を伝えるのってとても難しいのです。
ピンとくる人には一発で伝わるのですが、活動の意義や何をしているのかというのは分からない人にはとことん伝わりづらい。たぶん「子どもには何かを伝えなくては」という思いの強い人や「なにかしてあげたい」「子どもなんてほっとけば遊ぶでしょ」という人々に説明するのはちょっと一苦労したりします。


思わず何か子どもに言いたくなったら、ほんの少し(5秒位?)待ってみると、自分たちで解決したり、子ども自身で気をつけているのをこちらで気づいたり出来ることが多々あります。
今回もそうした場面をたくさんの来場した大人が見る、見つけることが出来たのではないかと思います。遊び場を開く意義って、そこにあると思うのです。
はたから見るととってもカオス(混沌)に満ちているのですが。
ハッキリさせないからいいこともたくさんある。
そんなことが伝わればと、私達も言葉とふるまいを磨いてます。


■地域のみんながプレーワーカー(プレーリーダー)
ボランティアの民生委員の方が道具入れのコンテナに雪を詰めてました。
それをひっくり返して出来た四角い雪のカタマリ。
近くにいた子ども達が興味津々。
手で押してみようとしたところ、別の民生委員の人が「座ってみれば?」と言ったところ、目をキラキラ輝かせた女の子が「いいの?」と。
で、座ってみると・・・ぐしゃあ〜〜〜、と見事に雪が潰れてその場にいた全員で大笑い。
とたんに「やるやる!!!」と雪のブロックづくりが始まりました。


近くに大人がいることなんかもう目に入らず、ひたすら熱中してます。
はじめにブロックを作った方とお話。
「見事に子ども達の遊びに変わりましたね〜」
「いや〜、こうやって子ども達が自由に遊ぶようになるんだね〜」
と、地域の方がプレーワーカー(プレーリーダー)になった瞬間です。
こんな目をもった大人が広がれば、きっと子どもが住みやすい社会になるはず。
それはきっと大人にとっても居心地のいい社会になると思っています。


■ランチタイムは自らつくる
先のブロックは固めるのにいろいろコツが必要だったみたいで、あーでもないこーでも無いと試行錯誤して最終的には長テーブルとなりました。
途中、手伝ってくれた若者に「角度が違う!」なんて厳しい声もありましたが・・・


で、どうやら自宅から持ってきた紙皿やコップを並べ始めました。なんと割り箸まで。
計画的行動だったようで、焚き火でマシュマロやウインナー、おモチなど焼いたり、お湯を沸かしてココアを作ったり。たくましいなぁ。
とある子は醤油のボトルまで持ってきてたのでちょっと聞いてみることに。
「醤油まで持ってきたんだ!」
「うん。モチにかけるの美味しいよ」
「その醤油ってマイ醤油?それとも」
「あのね、コイツね、お母さんの目を盗んでもってきたんだよ〜」
「・・・」
「そうなの?まぁ戻しとけば大丈夫じゃない?」(無責任)
さて、その後お母さんに見つかって大目玉をくらったのか。いかに!?


■キラビー求めて3000m?
「キラビーやりたいんですけど、できますか?」
すっかり人気になったキラビーづくり。冷水が雪で簡単に作れるので実は北国向きのコンテンツかも。(キラビーとは、加熱したビー玉を急冷して出来るキラキラしたビー玉のこと。細かいひび割れが入って、それが乱反射してきれいに見えます。)
「あ〜、さっき火を消しちゃったんでちょっと待ってくださいね〜」
本来なら火起こしからやってもらうのですが初めてやってきた様子だったので、そこら辺はハードルを下げて。こちらが炭を起こす間にソリすべり。
いい感じに炭に熱がともったら、別の子が呼びに行ってくれました。


「チラシを見てぜひやりたくって、円山から歩いてきました〜」
ええ〜???
結構ありますよ。遠いところだと3km以上。
1年生と年中さんくらいとご夫婦。
どうも楽しかったらしく、(たぶん)年中の男の子が何度も何度も作ってました。
「また来ま〜す」と元気に歩いて帰られました。


■コロコロキットの人気は不滅です
桑園公園の小山は冬になるとそり滑り&スキーの練習場になります。
いつもはその近くでやっているのですが、冬はちょっと動線がぶつかりそうなので、夏場にござを引いていたエリアに移動。ここはほんのり斜面になっているので、これはこれで面白い環境かも。


まあしかし、このコロコロキット人気です。
初めてやってきた幼児の子が「なんだあれ〜」と興味を真っ先に引きました。
なんなんでしょうね。この魅力は。
作った本人もわかりません。
多分「転がせる」「作り変えられる」「でかい」の要素があるからでしょうか。
相方のプレーリーダーは「なんか動くから狩猟とかの本能が刺激されるのでは」なんてことを申しておりました。うーん謎!
でも、それでいいのだ〜。


さてさて、次回は2/18(土)の開催です。
たぶん寒さのピークですね。
スノーソーの本領発揮となりそうな予感。
ぜひ遊びに来てね〜。


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