【活動報告】11/20(日)のあそびば桑園

11/20(日)、天気予報がかなり怪しかったのですが途中晴れ間を見せたりなど、なんとか1日持ってくれました。時期的にはむしろ温かいくらいで、そのおかげか150人を超えるたくさんの人が遊びに来てました。
また、この日は桑園こどもDAYでもあり、他のところから「ハシゴして」遊びに来た子も結構いました。


■ロープまつりだぁ〜!
この日は桑園こどもDAY特別企画(?)ということで、いつもの3倍ロープを張りました。
はっきり言ってめっちゃ大変だったのですが、これだけあるとさすがに壮観です。
いつもは一面しか張ってないので左右に動くしかないのですが、三面張ってぐるっと一周できるようにしたので、すごく遊びが立体的になりました。

ロープを張るスタッフ側も慣れてなかったので、滑車ロープを水平に張ってしまいまったく滑らないものに!(これは恥ずかしい・・・)
でもそんなものでも(そんなものだからこそ?)子どもたちの格好の遊び場。どうやったらうまくできるのか試してみたり、ナマケモノみたいにぶら下がってみたり。いろんな遊び方を発見していく姿は、やっぱり天才的です。


■樹上生活?
ロープをたくさん張ったことで思わぬ居場所が。
三面に張っているので、隅っこの方は足をかけやすくなっています。
そのためか、いつもは見られない「ロープの上に座って過ごす」子が何人も出てきました。

高い所楽しいですよね。
小さい子が羨ましそうに見てたりします。
子どもの居場所は、こうやって出来ていくのかもしれません。

■遊びは僕らのものだ
山の斜面でコロコロキットを組み立てる子どもたち。
見るたびに形を変えてるので、見ごたえがあります。
3台に増えたことで、格段に遊び方が変わりました。
斜面も利用することでより複雑化して、小学生の遊びに耐えうるものになりました。
というか、10人以上が同時に遊べるものになっているのが、こちらとしても驚きです。

思わず「これがほんとの知育玩具だろ〜〜」なんて自慢したくなりました。
子どもたちの遊びはダイナミックで、即興的で、衝動的なんです。

■シン・もぐもぐタイム
団体から食べ物を出すことは無いのですが、焚き火に慣れた子たちがお菓子を持ち込むのは、もう日常風景になってきました。
(ゴミとの戦いという、別の側面もあるのですが・・・)
お菓子食べながらぺちゃくちゃ公園でダベるのは、最高に良い時間ですよね。
その何気ない時間が僕らを大きく育ててくれます。
なにか目的があってそれを達成する”教育”ではなく、なんでも無い時間に安心できる仲間と過ごして社会性を感じたり自己受容感を感じたり、なんとなくの時間を過ごす。これらは大きくなっていくうちに必要になってくる人間としてのタフさというか、人間力というか。そういったものを育む時間だと思うのです。遊びが進化して、関係性が深化して、体験が芯化して、人として真価していく、「シンカの時間」とでも名付けましょうか。それは教育とかではなく、もっと本能的で動物的な時間。

ま、そこで過ごしている子どもたちにはそんなこと知ったこっちゃないのです。
焚火で独りごちます。
「おしるこしか食べてないけど、お昼これでいいか。いいよね!」
なんてタフなんでしょ。
未来は明るいと思いませんか?


■泥だらけのお尻
「さっきコケちゃって」
困ったような、そうでもないような感じで泥だらけになったお尻を見せてくれました。
ありゃ〜、派手にやったね〜。大丈夫?
なんて聞くと、苦笑いしながら去っていきました。
思わず大人としては「なんとかしなきゃ」なんて思っちゃいそうですが、子どもってあんまり気にしなかったりします。
ちょっとだけ心配して欲しくって、でも泥だらけなのがちょっと勲章っぽくって。
そんな微妙な遊び心・子ども心。
昔持っていたことを思い出してみるといいですよね。

結局その子は何時間も遊び場にいました。
お尻についた泥はすっかりカピカピに乾いて本人もまったく気にせず。
帰ったときにお母さんに怒られちゃったり呆れられたりしちゃうかもしれないんだけど、それも大きくなれば良い時間。
あそびば桑園は、泥だらけキッズを応援します!


■「キラビー」ご存知?

七輪とビー玉と空き缶、あと氷水を用意したスタッフ。
「え?何すんの?」
と周りの子ども達は興味津々。
本州のプレーパークなどではわりとメジャーな「キラビー」を作ります。
これまでやってみたかったんですが、なかなか機会がなく、やっと試せることに。
北海道では珍しいかもしれませんね。
でもこれからの季節、まさにうってつけです。

やり方は簡単。
七輪で高熱になった炭の中にビー玉を放り込む。
しばらくしたら取り出して、空き缶に入れた氷水に突っ込む。
シュワシュワ音が無くなったら、取り出す。
これだけ。
急冷したビー玉に細かいヒビが入り、それがキラキラ光るのです。
キラキラ光るビー玉だから「キラビー」
ネーミングも簡単です。


「なにこれ!」
「キレイ!」
「ちょうだい!」
ただであげるのはちょっとなんだかなぁ、だったので、
次回来るときにビー玉持ってきてね、と約束してあげました。
大体コツはわかったので、次からはやりたい子に任せるかな。

(事務局:寺坂)

コメント