【活動報告】9/11(日)あそびば桑園

 こちらも遅くなりました。
9/11(日)のあそびば桑園の活動報告です。

■子どもの遊びは止まらない
長いとい、たらい、カラーボール、隠れられるくらいの板。
これだけ道具があれば、そりゃあ色々思いつきます。


チャンバラをしたり、ドラムにしてみたり、雪合戦ならぬ玉合戦をしたり。
大人が想定した道具の使い方なんて、軽く飛び越えて遊びが始まります。
よくプレーワーカー(プレーリーダー)は遊びの達人と思われることがあるのですが、そうではありません。本当の遊びの達人は子ども達で、それを見守れる環境づくりをするのがプレーワーカー(プレーリーダー)と呼ばれるスタッフです。

■やっぱり水遊びは最高!
9月に入っても暑いものは暑い。いや、暑くなくてもいい。
水があれば、子ども達はずっと遊べますね。
「そろそろ帰るよ〜」という声を聞こえないふりをして、ひたすら水遊びに興じる姿はやっぱり遊ぶってのは本能で決められていることなんだよなぁ〜と、つくづく思わされます。
どこかで折り合いはつけないと行けないのですが、満足するまで付き合える余裕が大人にあるといいですね。

■一緒に作る、それが一番大事。
3つになったコロコロキットにペンキを塗ることにしました。
防腐剤代わりとささくれ防止のためです。
こっそり始めてたのですが、さすがに目ざといですね。「やりたい!」との声。
「ぜったいに服に付くから。気をつけてても付くから。付いたら取れないから。」なんてことを言いながら、それでもやりたい子にだけ刷毛を渡します。
この「塗る」という動作、本当に楽しいんですよね。
目の前の色が変化していく様子、自分の手で世界が変わっていく様子がとても面白い。
こうした動作一つ一つが、自分の行動によって世界が変わっていくんだという達成感につながり、自己肯定につながっていくんだとひしひしと感じます。だからこそ、遊びはとっても大切で、その時間を子どもの間にどれだけ取れるのかは重要だなと思います。
(大人になってからももちろん楽しいですけどね)

■無いなら作ればいい
「このなべのフタこわれてんだよなぁ〜」とたき火番長(仮)がつぶやきました。
無いならつくればいいじゃん、ってことでPPロープを使ってかんたんに持ち手をつけました。
つくればいい、というアイデアだけ伝えると「あ、そうか」と落ちないように工夫して作り上げました。
今のこども達はあそぶ能力が低いのではなくて、「あそばなくても簡単に道具が手に入るため、創意工夫する機会が失われている」というところが本質だと思います。
だから「無ければ作る」という発想に乏しいのですが、ひとたびその着想に至れば素晴らしい行動を見せてくれます。これが遊びの環境を作る(確保する)ということだと思うのです。

■たわいの無い話を
ダンボールをダンボールカッターでギコギコしながら、普段の過ごし方を聞いてみました。
何流行ってるの?
アプリとか使ってる?
などなど。
彼らのコミュニケーション能力はとても高く、2回り以上離れたおじさんとも上手に会話をこなします。異年齢でもこうした他愛のない会話ができる空間を、地域に作っていきたいですね。


コメント